保守業者が撤退 CakePHPシステムの新サーバーへの移行と保守開始 Webシステム保守事例

PHPで開発されたシステムのリニューアルが決定し、保守業者にリニューアルを依頼しなかったことで、保守業者と物別れとなり、レンタルサーバーの年間支払い期日までに急きょサーバー移管をしなければならなくなったお客様からのご依頼でした。

ご発注の概要

依頼内容	PHPで開発されたシステムを新サーバーへ移管する ドキュメント一切無し
お客様の業種	出版事業
期間	約1カ月
ご予算	移行費20万円＋月々の保守費

背景・課題

PHPで開発されたシステムのリニューアルを行うことが決定し、弊社にリニューアルの依頼がありました。保守を担当してくださっている業者様が、サーバーを継続しない旨を理由に移管を依頼されました。リニューアルの作業をしていた弊社が、レンタルサーバーの年間支払い期日までに急きょサーバー移管をしなければならなくなりました。

提案・対応

CakePHPを理解しているエンジニアが、サーバーを調査

受注後、すぐに秘密保持契約書（NDA）と業務委託基本契約書、業務委託個別契約書を締結しました。

今回移行するシステムはCakePHPで構築されていることから、データベース情報、構造などを読み取ることができました。処理内容を理解する必要がなかったことで、移行は根こそぎ移動するような形で実施しました。

10年以上動いてきたシステムでしたので、データ量が多く、設計内容が最近の流行りとは少し違い、とまどいましたが、お客様の担当者さまが管理画面・顧客側の画面と熟知されていたことから、動作確認が非常にスムーズに進みました。

動作環境をローカルに構築して、検証

移行対象のシステムは、古いシステムではありがちな、開発用サーバーで構築されており、ローカルで動作させるための準備がありませんでした。動作しているサーバーを解析して、またphpinfo等を確認して、ローカル環境をDockerで構築しました。

検証し、動作が行われましたので、その内容でAWSにサーバーを構築。
ソースコードとデータを移行し、動作検証をお客様に実施いただきました。

移行当日の段取りをしっかり実施。2時間の停止とコールドバックアップ・リストア作業

新サーバーで動作検証完了後、最後はデータ移行とドメインの向き先変更を実施します。

準備時間が少なかったため、システムを止めることを提案し了承いただきました。
移行日にコールドバックアップを実施し、その後すぐにリストアを実施します。

約2時間の作業にて対応完了いたしました。
システム停止後、ドメインの向き先を変更します。
コールドバックアップを実施し、新環境でリストア。
リストア完了後に、メンテナンス中の表示を解除しました。

段取りをきちんと実施しましたので、スムーズに作業をおこなうことができました。

成果

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