複数WordPress サイトの公告枠一括更新システムとWordPressプラグインの開発 Webシステム構築事例

複数の媒体をお持ちのメディア事業を行っている企業様からのご発注です。
媒体はWordPressを利用されているため、WordPressに広告を表示すること。そして、その広告を運営者が利用するWebシステムで一元管理することができるようにしてほしいというご依頼がありました。

この制作事例は、社員がツチノコテクノロジーに入社前に対応したシステム開発について書き起こしました。

ご発注の概要

依頼内容	広告を一元管理するWebシステム WordPressに広告を配信するプラグイン
お客様の業種	メディア事業
期間	約4カ月
ご予算	300～500万円

背景・課題

メディア事業を行っているお客様は、複数の媒体を運用していました。
特に男性向けの高付加価値商品（薄毛に関する商品）を紹介するサービスは売上が爆増しており、他の運営媒体に広告を出すことで、動線を作りたいというご要望でした。

ご依頼前は、100近い運営媒体に対して、1つずつ広告枠を更新する作業をひたすら実施していました。
ひたすら退屈なこの作業を担当していた方が辞めてしまったとのことで、システム化のご依頼をいただきました。

提案・対応

管理システムを構築し、現在の媒体の情報と広告を一元管理

受注後、すぐに秘密保持契約書（NDA）と業務委託基本契約書、業務委託個別契約書を締結しました。

まず管理システムの基本構造を計画しました。管理システムは、運営スタッフ数名が利用するだけのシステムでしたので、見た目は使えればよいということで、簡単なCSSフレームワークBootstrapを利用しました。

システムでは、

1. 媒体情報と各媒体向けの公告枠のサイズを登録
2. 広告を登録し、媒体カテゴリとサイズと期間を指定

として、広告を登録すると各媒体に表示されるようにしました。

WordPressにプラグインを設定し、ショートコードで広告表示領域を制御

WordPress側では、ショートコードを利用して、管理システムで登録済みの枠を表示できるようにしました。
最初の1回この設定をしていただければ、今後はWordPressを更新する必要はなくなります。

予約機能を設けることで、深夜の切り替えも自動で対応

今までは、更新する際には「AM0時からAM8時までに更新されます」などと、深夜に手作業で1つずつ作業するためとても大変だったとお客様がおっしゃっていました。そのため、当初の予定よりも少し機能を追加させていただき、時間がくると自動で表示が切り替わるように提案させていただきました。

この機能のリリース後、お客様は、深夜の別の仕事（だいたいAM0時に完了）を終えたのち、いくつかのサイトを確認することで、切り替えの確認完了を連絡できるようになったとおっしゃっていました。チャット等でお客様に夜のうちに連絡をいれておくことで、すぐに帰宅できるようになったそうです。

成果

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